2010年10月17日日曜日

ヤマザキ隊長 木村かずひろ きぼりお

こないだ、ヤマザキ隊長ときむにと描きっこしてきました。きむにのアトリエで。

1R、きぼりおvsヤマザキ隊長
2R、きぼりおvsきむに
3R、きむにvsヤマザキ隊長
各1時間という設定です。

1R
最初にぼくはヤマザキ隊長を描きました。
1時間はぼくにとって長く感じるだろうと思っていたけれど、そうでもなかった。そういえば以前は1時間で人を描くのをよくやっていたのをおもいだした。

ヤマザキ隊長は見た事のない素材を使いました。鉛だということだった。彼は、鉛をちぎって木槌でたたいた。それから板に貼付けた。作りながらでもぼくの質問に答える事ができます。
それから隊長は、木の四角いかたまりに棒がくっついていて、そこに粘土を付けた。接着剤の話しで古田さんと盛り上がっていたのを思い出した。2液混合のエポキシ系接着剤だった。それはかなり強いということです。
ふだんはたくさんの種類の材料と作りかけの作品に囲まれて、次から次へとおもむくままに手に取って制作してるんだろうなと思いました。
それから、サビ色の液体を鉛に塗った。鉄が錆びて赤くなるらしい。二,三日かかるらしい。

最近、人を描いていなかったので描きたいように描けるか心配だったけれど大丈夫だった。絵の具とたわむれて得たものと、いままで人を描いてきて身に付いていたものを、いい感じにまぜることができました。

2R
次にきむにを描きました。
きむには対象(ぼく)を見る時間よりもキャンバスを見る時間の方が長いことに気がついた。そういうところにも制作の姿勢の違いを空想しておもしろかった。それからぼくもそうだが坊主頭を描くのはむずかしいとおもった。
きむにはしばらく考えてから、構図が決まったようすでピンクの下地のキャンバスに刷毛で乾いた感じでバサバサと塗っていった。筆さばきは慎重そうに見えた。勢いのある線も慎重に作っていくようだった。

3R
ぼくの出番は終わったので、ビールを飲みながらお楽しみのきむにvs隊長です。
隊長を描くきむには青っぽい下地のキャンバスを用意した。
きむには左利きだった。そういえばアトリエの片隅にあるギターの弦も逆に貼ってあった。


隊長の粘土を触らせてもらった。硬い油粘土だったけれど、粘土の中では柔らかい方だということだった。


まさに対局。試合というような雰囲気。
ちょっと近づきがたい雰囲気がただよいます。


その後
三人の8個の作品を並べてみました。

作家を描くというのは、モデルを描くのとは違った感じだねって隊長は言った。
どういう作品を作っている人か知ってることとかが、作る作品にどのような影響を与えたのだろうか。これからゆっくり考えてみたいとおもいます。

ぼくが人を描く時にいつも感じることが、対象となる人の目の強さや弱さだ。
ぼくは作る時、相手の目も見るけれど、観察しているだけなので平気なのだが、描かれている方はちょっと心が動くようです。でも描かれている相手も作っている時なので、隊長もきむにも観察する目でぼくを見た。それがいつもと違うのを感じました。それは心地よい対等感だった。

きむにがDVDを見ようって言った。
ある画家の木炭デッサンのDVDだった。すごくかっこいい木炭デッサンだ。
隊長ときむにはアセトンの使い方に興奮しているようだった。
ぼくは他人の木炭デッサンをあんまり見た事がない。こんどは隊長のアトリエで木炭で描きっこしようと約束をした。
三浦さんも、久しぶりにデッサンやってみようかなと言った。

帰りのバスでは渋滞がすごかった。なぜなら花火大会だから。
橋の上から花火を見れた。