2005年12月9日金曜日

犬を踏んづけ

 今使ってる筆がもうすぐ寿命をむかえる予感だ。だから2代目を探すも、なかなかみつからない。

 濃いどろどろ墨を使うので羊毛だと墨をあまり含まない。馬毛をいくつか試したけど、どれも腰が弱い。書の世界では、初心者は固い筆から始めるらしい。 なれるほどに柔らか毛を使いこなすのだそうだ。 ということは、ぼくの探している筆は、入門用のところにあるのかも。 いたちと馬はどう違うのだろう。

 玉川堂(犬を踏んづけそうになる)で狸ぽい毛筆を試したら、穂先がまとまりすぎておもしろくない。 適度に穂先がばらけそうなのは、やっぱり山馬だ。 でも山馬は高い。

 そういえば竹筆も、いい感触だった。でもあれは折れそうだ。 山馬のような固い毛はどこにでもありそうな気がしてしてしまうが、代用品はないのだろうか。 豚毛で書道筆を作らないのはなぜだ。 きっと豚毛は水に弱いからだ。 水に漬けとくと、毛が水を吸って変質しそうだ。 でも、豚毛は良さげだ。油筆よりも密度を疎にして長い穂にしてさ。

 そういえば山馬は馬じゃない。 水鹿だ。水の中によくいる鹿だから、その毛筆は水に強いのだろうか。 しかしながら羊毛はヤギ毛だが水に強い。

 道具が定まらないのは不安だが、次ぎが見つからないと言う事は、まだそれを使うということだ。そのように導かれているのだろう。 そこから学ぶことがあるからそうなのだろう。

 そういえば 最近 本の読み方を発見した。 本は、おもしろそうと思って手に入れても、途中でおもしろくなくなる。 でも せっかく買ったし、自分の意見を持ちたいし、なんとか全部読もうとする。そんな時は、読んでいてもつまらない。 義務みたい。 そこで、最近の読み方は、何冊か未読本を持って、カバーなんかつけて、何か分からずに手にとって読む。 おもしろかったら、途中で止める。 途中で止めると、その本はおもしろいという印象が残る。 そして次にまた、その本を手に取ったら、最初からナナメ読みする。 おもしろいという印象があるので、期待をもって、読み進む、前回の所をすぎてもおもしろかったら、おもしろいうちに途中で止める。 もし おもしろくなかったら、本棚の奥にしまう。 大掃除か 引越しの時に再発見されるまで熟成させる。 歳を取ると趣味も変わるので時期を待つ。 または、おもしろくなかったのに、急に続きが気になって読みたくなったら、本棚を掘り起こす。 以下繰り返し。 無理に読まないので、本を嫌いにならない。