2010年8月28日土曜日

絵をかいたりすること

 ぼくはこわかったんです想像力を使うことが。
それは使うといつかなくなるものだと思っていました。だから写真をはじめた。あれは想像力がなくてもできました。しかし、複製ができることと、表現したい自分は唯一でありたいこととの間で苦しかった。そして、しだいに暗室の作業にはまっていきカメラを使わない写真になった時あたりから、公園や駅でみる画家に嫉妬している自分をみつけた。写真はもはやカメラを使わずにフィルムを引っ掻いたり茹でたりしたものを暗室でプリントしていた。感光材はゼラチンで固定されているので、ゼラチンの融点を知った。

 ぼくはある晴れた日に、カメラと過去の作品を全て捨てた。そして絵を描いた。というより塗った。ただ色を塗った。それで十分だった。いつからか、良い画面を作りたいとおもうようになった。そうすると人を描くのは楽だった。それは想像力をつかわない。自分の深い所を掘り起こす必要が無い。手先で描いても、それはよく褒められた。

 でも今、ぼくはただ塗りたいのだ。ただ塗りたい。だれにもじゃまされずに塗りたい。
というかんじで塗った絵でーす↓これ