木村友祐の天空の絵描きたちを読んだ。ぼくははじめて文字だけの雑誌を買った。目次がなかなかみつからなかった。木村さんはバイト先の先輩だ。タイトルを見て、俺の話しかなと思ってよんだ。
これをよんで窓掃除の仕事がもっとすきになってしまった。そうならないように距離を置いていたけれど、好きな仕事だと自覚した。読む前より読んだ後の方が前向きに労働できるきがした。うれしい。登場人物が多くて名前を覚えられなかった。控え室の描写がおもしろかった。じょうずに魅力的に文字にするなあとおもった。
彼の前の小説、海猫ツリーハウスは 主人公にまったく共感できなかったし暗い感じだったけれど、今度のこれは前向きですごくよかった。海猫は主人公じゃない登場人物がすごく魅力的でよかった。
木村さんのひとつ前に中原昌也っていう人の文章があって、それも不思議でおもしろかった。あとボアダムスの山本精一さんの文章もあった。彼の文がすきで10年以上前だけどギターマガジンをよく立ち読みしてたな。ぜんぜん音楽の話しじゃなくて、文章の最後に今月の一枚みたいな感じでアルバムが紹介されるでもなく載ってた。こんな文字だけの雑誌は読まないだろうなと思って気にせず38年生きて来たけど、以外とその雑誌はおもしろかった。ペリカン時代のますちゃんは、その雑誌を文芸界の少年ジャンプだと言った。わかりやすい。
木村さんの過去の本を読んだ人に何人か会ったことがある。よくいくペリカン時代っていうバーには、そういう文学の人とかたくさん居そうだ。魚雷さんや千さんにもそこであったことがある。そういうぼくの関わってるあっちの社会とこっちのコミュニティが木村さんの本で繋がっていておもしろくて不思議な感じがする。ぼくの絵もそういう壁を超えるといいなあ。
2012年10月8日月曜日
読書感想文 天空の絵描きたち/木村友祐