2007年4月25日水曜日

ぼくはなぜ墨絵を描いているのか

もしかしたら単なる固執かもしれない。
本当は自分の才能を他に使うべきなのかもしれない。

もしかしたら、どこか会社に就職してそこで責任のある仕事をして、それにやりがいを感じるべきなのかもしれない。そして家族を作って親を安心させてあげたいと思うべきなのかもしれない。

ところが、まったく想像できません。そんな自分を。
そういう論に出会うと共感してみたりするけれど、実はまったく理解できません。

でも、そんなふうに悩んでいる若者よ。悩めばいい。
そして作る事をやめたければやめればいい。
きみがやめても、たぶんだれも困らない。
画材屋さんが少しだけ儲からなくなるだけかもしれない。

夢を断念したきみは将来会社に就職する。そして夢を断念したことを無意識的に所属会社や家族のせいにして、ストレスから新入社員をいじめたり、家族や身近な人に意地悪したりするのだろうか。

あるいは方向転換に成功して、今は想像できないことに幸せを感じる事が出来るようになるのだろうか。

ところがやはり、ぼくはまったく想像できません。そんな自分を。

とにかく、ぼくが作る事をやめてもたぶん誰も困らない。
ぼくはなぜ墨絵を描いているのかというと、それはぼくが作るものはおもしろくてすてきだから、どんな絵を作るのか見てみたいし見てもらいたいからです。だからとくに社会に対してのメッセージとかはないんです。もちろん墨絵だからといって伝統を守ろうとかまったく思いません。過去の歴史が洗練してきた様に、現代が伝統を洗練します。優れたものは残ります。

ぼくは若い頃に徹底的に自分に問い掛けた頃もあります。
その問いはまだ途中ですが、そのおかげで今があるように思います。
(。人。)オッパイ