2006年11月19日日曜日

キボリオンヌ練習方法

写真時代の先輩は、車の前の部分が顔に見えなくなったらおしまいだと言っていた。ヴィジュアルにかかわる仕事なので、そういうことは大事だな。 美しい景色とか、微妙な色の変化に気がつかなければつまり感覚が鈍ったということだから。墨絵だから色は関係無いと思うかもしれないけれど、じつは墨の色はけっこう幅があるんです。北国の人がいろんな白を見分けるのと同じで、墨フェチはいろんな墨色を見分けるのです。ぼくはまだまだですが。あと紙の色もだいぶ幅があります。

そんな絶妙な色に没頭していると、町の色がどぎつくてイヤになります。でも今日は雨なので美しいローコントラストでした。といってもぼくの墨絵は、相対的にハイコントラストだなー。

音楽の人はきっと、どんな時でも音を聞いてるんだろうな。風の音とか。

電車のガタンゴトン、。、。

それをタンゴトン、。、。ガ

て聞くとか。
きっとみんなそういう練習をしているのだなと思います。
感度を上げすぎると社会生活に支障をきたす事もありますよね。そんなときでも感度上げっぱなしでがんばってください。周りに迷惑をかける練習でごじゃりましゅるよ。

美術館とかでこれは優れた芸術品ですと紹介されて、ふーむすげーな、と、思えたら良いけれど思えなくても大丈夫です。自分だったらこう描くな、と常にそういう目で見ると練習になりますよね。きっとみんなそういう練習をしているのだなと思っています。練習というか意識さえしていないと思う。

筆は動物の毛なので、買ったばかりは動物園の匂いがします。クサイ。
でも使っていると、とっても良い匂いになる。きっと墨に入ってる白檀の匂いと、筆の毛の動物園の匂いが混ざって、なんともいえない中毒性のある匂いになるのですね。あと宣紙もなんだか独特の匂いがあります。買ったばかりの紙の包みを開けるともわっとこれも動物系の匂いぽいけれど、紙に動物性のものは入っていないはず。藁に動物の匂いが移っているのかな。

裸婦クロッキーは裸婦を描く練習じゃない。集中する練習だ。それは本番でもあるなとおもいまうす。