(2008年秋の旅行の記録です)
ドニエストルに入るのにパスポートチェック的なものはなかった。
両替所ではウクライナのお金が勢力を取り戻していたので、残っていたのを両替えした。
首都のティラスポルは、トラムが走っていた。
市場でパンを買うと、何カ国語しゃべるのかと聞かれた。
そのころ言葉がぐちゃまぜになっていた。おぼえたてのモルドバの言葉と、ポーランドで教わったロシア語が通じるのだった。
適当に市内バスに乗って降りた。
バスはただだった。
パンは堅かった。
サラミがうまかった。
歩いた。
すべての荷物をもっているので、どこにでも行ける。
でも、この町は好きじゃない。
またバスにのってみようと、待っていると、背の高い青年が話しかけてきた。
ぼくは、キシニョーに戻ろうと思うと言った。
かれは、駅まで案内すると言った。
人なつっこいよい青年だ。
映画や音楽の話をした。
駅に着くと彼は、コーラを飲みたいと言った。ぼくは小銭を渡した。
ミニバスに乗って待っていると、一時間半遅れて出発した。
途中で、ものすごい美人さんがぼくの後ろに座った。
彼女は後ろから、ぼくの耳元に日本人?と話しかけた。色白で青い瞳の知的な印象の話し方をする女性だった。
検問のところでひっかかった。
書類が必要らしい。
本当かどうかわからないが、検問の人が書類が無いから逮捕すると言った。
ぼくは「いくらだ?」と訊いた。
相手は「学生か?」と質問に対して質問で返してきたので、ぼくは200レウをテーブルに置いた。
相手は足りないと言った。
ぼくは、もう200置いた。
相手は、怒鳴り散らした。
ぼくは、もうおしまいだこれ以上は払わないと目を見て言った。嫌なら払わないから逮捕すればいいという姿勢を見せた。
そして、検問を通過した。
例の美人さんは、やさしくぼくをなぐさめた。
そしてその夜モルドバの首都キシニョーについた。
2009年12月31日木曜日
旅行の記録 ティラスポル