2009年12月30日水曜日

旅行の記録 オクニタ、キシニョー、カルファ

(2008年秋の旅行の記録です)

朝起きて、荷物を全部とビールを持って森へ行った。
湖の反対側は農地だった。遠くに農家と家畜が見えた。

トラクターのタイヤで出来たと思われるわだちに腰掛けて、絵を描いた。ズボンはどろどろに汚れていたけれど、もう気にならない。
そこから見える農家の方へ一時間ほど歩いた。
番犬が二匹吠えた。一匹はぼくのずぼんの裾を噛んだ。
家から人が出てきたので、番犬に吠え立てられたまま手を振った。向こうも手を振った。

家がいくつか集まっている集落に向かって歩いた。二階建ての家くらいある大きなトラクターとすれ違った。
3本の木を組んであるだけの塔のようなものとすれ違った。
家は青を基調につつましく装飾されていた。
井戸を見た。家畜もいた。

集落を抜けて広い道にでた。
車がきたらオクニタまでヒッチしようと思っていたのだが、最初に来た車は馬車だったのでなんとなくやめた。見た事ないほどすごく大きな馬だった。その馬は下り坂でちょっと大変そうに見えた。

オクニタはブリチャーネの東にあり、電車が通っているはずだ。
次に来た車がバス停まで連れて行ってくれた。それで夕方にはオクニタに付いた。

夜行電車の出発まで時間があったので、暗がりを散歩した。野犬の群れをみた。
一軒の食料品店をみつけた。パンのようなものを買った。食べ歩きした。ものすごくうまかったので、店に戻っていくつか買っておいた。それとソーセージみたいなものとビールを数本買った。
別の店で、じゃりじゃりのコーヒーをのんだ。

駅の裏で小便をした。
モルドバの首都キシニョーに向かう寝台電車に乗った。
ぼくは寝台電車が大好きだ。

顔中傷痕だらけの男が英語で話してきた。一緒にビールを飲んだ。モスクワで単身赴任していて、家に帰るところらしい。
ぼくを中国人と思っているらしい若者の集団が中国語みたいなイントネーションでなにか言った。

傷痕だらけの男は、うちに泊まらないかと言った。キシニョーから車で10分だと言った。もちろん行く事にした。
首都に着くと、彼の友達と家族が迎えにきていた。

車で1時間行った。
カルファという村だった。

家族を紹介してもらった。暖炉で作ったお湯がパイプを通って家中を暖めるしくみになっていた。
自家製のワインを飲むことになった。ひどい味だった。きっとワインではない。あとでトルコで飲む事になるグルジアの自家製ワインも同じようなひどさだった。
魚の料理をいただいた。肉の料理ももらった。かなりうまい。
その自家製のワインをさんざんのんで、その晩は寝た。
夜中にトイレに起きた。トイレは外にある。寒くて青白い夜空だった。